製品紹介
全国的に多店舗展開している同社では、設備投資を抑制するため代理入力者(クラークキャスト)による勤怠管理を行っています。旧勤怠管理パッケージでは代理入力に掛かる機能が充実しておらず、大きな業務負担となっていました。また、アプリケーションサーバを3台設置し負荷分散構成をとっていましたが、月末月初のアクセス集中に伴いパフォーマンス劣化が顕著に現れていた為、サーバを運用する所管部門も毎月の監視が欠かせない状況になっていました。
「独自管理機能の強化」と「高パフォーマンスの実現」の2点が今回の勤怠システムリプレースにおける大きなポイントです。勤怠管理システム「RocoTime(旧Times)」は1万人以上の大企業ユーザーの運用実績があったこと、豊富に保有する勤怠管理テンプレートからスピーディなカスタマイズイメージのご提案が可能であったことから選定を受け、システム構築を担うこととなりました。
お客様のイメージする画面・機能をスピーディにHTMLサンプルにて提示することで、初期の段階から具体的な完成イメージ・運用イメージの共通認識を持つことができました。その結果、要件定義と基本設計を含めて2か月という短期間で上流工程を完了し、詳細なシステム仕様に至るまで十分な検討を行うことができました。
最も重要な要件のひとつであった月末月初の勤務表出力では、旧勤怠管理パッケージの「PDF出力方式」から「Excel出力方式」に変更することで、アクセス数における影響を避けるよう設計しました。
多店舗展開企業に適した勤怠管理インターフェースの開発と、安定稼働による大幅な運用コスト削減を実現しました。勤務表出力においては、出力形式を変えたことで月末月初にアクセスが集中した時でも、高パフォーマンスを維持できるようになりました。低負荷・高パフォーマンスにより、旧勤怠管理パッケージではアプリケーションサーバが3台で負荷分散されていたところを「1台のみ」で運用を実現しました。サーバリソースの削減と性能の大幅な向上により、サーバコストの削減に繋がりました。
その他